クロスロードプロアクティブを運営する宮野尚紀(Miyano Naoki)と申します。
これまでのキャリア詳細は、以下のとおりとなります。
大学卒業後、新卒入社で日本の総合酒類メーカー(2000年までビールシェアトップ、ラガーが有名)で、約3年支店勤務で営業を担当しました。その後、外資系石油メジャー(中国・ロシア等の国営企業を除くと世界最大)の日本法人に移籍し、事業企画責任者として、多くのフランチャイズ、直営店舗を開発しました。また、新規事業PMとして、法改正前からリサーチやプロタイプを設計し、セルフガソリンスタンドの開発、ファストフード・カフェ・コンビニエンスストアを併設する業態開発も行ってきました。
外資系の特徴のひとつとも言えますが、事業投資とその採算性管理は厳しいものでした。同社では1980年代からDCF法に基づくNPV/IRRを使用した投資判断・投資評価を導入しており、ファイナンス理論を叩き込まれました。また、ビジネススクールで学ぶ機会もあり、実務と座学の両面で鍛えられ、ビジネスマンとしての礎となっています。
2000年以降、インターネットセクターに身を移し、今では時価総額2兆円以上となった医療系インターネットのスタートアップに参画し、IPO専任として設立5年でマザーズ市場に上場しました。(現在東証プライム市場/日経225)
次に、設立6年のデータセンター企業(親会社はマザーズ市場上場第1号)に移籍し、コーポレートプランニング室長として経営企画管理に携わりつつ、新規事業の企画開発に従事しました。新規事業として、コンピュータリソースをシェアできる仮想化コンピューティング技術を活用し、IaaS・PaaS・SaaSサービスを開発しました。その翌年に、アマゾンのクラウドサービス(AWS)が上陸し、そこからGAFAMのクラウドサービスが日本に広まっていきました。
最後に、当時日本最大の動画サイトを運営するネットエンタテイメント企業に移籍し、経営企画室長として全社経営に従事しました。自社の動画サイトの黒字化はもとより、グループ全体の事業ポートフォリオの見直し・統廃合、資産の時価評価・減損対応を行いつつ、内部統制報告書事務局やコーポレート・ガバナンスの強化等も含め、グループ連結経営とその企業価値向上に従事しました。
その後独立し、現在はフリーランスで経営支援を行っています。スタートアップから東証プライム市場上場企業まで幅広くご信頼を得ております。例えば、全社戦略を事業部門の戦略に噛み砕き、肝に落とすことを通じて、事業戦略の推進を支援すること。シリーズB・シリーズC企業のエクイティストーリーのアップデート、投資家訪問の同行や成長戦略の説明、事業提携から迅速なシナジー創出を支援してきました。そして、一部の企業からの依頼で、事業企画、経営企画の若手スタッフに向けに「現場で役立つコーポレートファイナンス理論」の講師を行ってきました。